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シュトゥーバイ・タールStubaitalは、インスブルグから簡単に行けます。
インスブルグ駅前から、登山基地イノシュティフトを通り、ムッターベルクアルム行きのバスが出ています。
労せずしてゴンドラリフトで3000m級の山に登れるため、一般観光客にも人気の高いタールです。

インスブルグから南方向へ鉄道、高速道路等の幹線が、谷沿いにイタリア方向へ延びています。シュトゥーバイ・タールStubaitalは、この幹線道路の途中(インスブルグから8km位)にある、「シェーンベルクSchonberg」の町から南西方向に伸びる谷です。谷の長さは30km位です。

谷の最深部には、シュトゥーバイアー・アルペンの主峰ツッカーヒュートルZuckerhutl(3507m)等の氷河を戴いた3000m級の山々が群立しています。

今回のトレッキングは、このシュトゥーバイ・タールStubaitalの主峰ツッカーヒュートルZuckerhutl(3507m)を真正面に見、その後、氷河の流れる谷に沿って下ってゆく人気の高いコースです。

この谷の登山基地はイノシュティフトNeustift(993m)です。
イノシュティフトは、ホテル等が完備し、観光客、山歩きの人達が多く、町は賑わっています。
イノシュティフトから、更に谷奥深くバスで登ってゆくと、ムッターベルクアルムです。ここからゴンドラリフトで中間駅のフェルナウ(2308m)で降り、トレッキングの開始です。
氷河スキーを楽しむ人達は、そのまま氷河を目指してゴンドラリフトを登って行きます。

トレッキング・コースはバイルヨッホBeiljoch(2672m)よりツッカーヒュートルZuckerhutl(3507m)と氷河スルツェナウフェルナーSulzenaufernerを眺め、スルツェナウヒュッテを経由して、グラバアルムへ下山します。
トレッキング・コースは中間駅フェルナウ(2308m)の左側にある橋を渡って右手の山の斜面を登ってゆきます。結構きつい登りとなります。1時間30分位でケルンの積まれた平坦な場所に到着します。眼前に氷河の流れ落ちる様子が見られ感激します。
ここで一服し、氷河の景観を楽しみましょう。
 
さらに少し岩場を登ってゆくとバイルヨッホ(2672m)です。氷河の全容が眼前に迫ってきます。その迫力は凄く、見ているだけで氷河に吸い込まれてゆくような感じになります。
雄大なツッカーヒュートル(3507m)から流れ出ている(押し出されていると言う方が正しい)氷河はスルツェナウフェルナーSulzenaufernerです。
氷河を右に見ながらモレーン沿いに川の流れを下ってゆきます。 氷河が溶けて流れ出る水量は多く、轟音を立てて流れ落ちています。

50分位下った所に、広い平坦地があります。ここにはスルツェナウフヒュッテ(2191m)があります。
スルツェナウフヒュッテから、先ほど通ってきた氷河が遠くに見えます。又近くに、氷河から流れ出た川が滝となって豪快に落ちてくる様子が見られます。
ハイカーが、ゆっくりと休憩しながら、この景色を眺めています。

広場を暫く歩くと、見通しのない山道に入ります
50分位下って行くと、グラブアルムのバス停に着きます。

帰りのバスは、直接インスブルグ行きに乗っても良いのですが、途中フルブメスFulpmes(937m)行きのバスに乗り、フルブメスよりインスブルグ行きの赤い路面電車に乗ることをお勧めします。
路面電車といっても、フルブメスから殆ど傾斜のある山の斜面を下って行きます。
車窓からは山村風景が見られ、またインスブルグの景色も眼下に見られる等、登山電車に乗った気分となり、バス便より得したような感じがします。

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