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オーバーグルグルObergurgl(1907m)へは、インスブルグ駅近くより直接バスが出ています。
エッツタールは、インスブルグからイン川に沿って西に移動しエッツタール駅(704m)より南方向イタリアへ向けて谷を上がってゆきます。この谷は、イタリアに通じる道で、古くから南チロルとの交易の道として重要な役割を果たして来ました。エッツタール駅よりイタリアの国境ティンメルスヨッホ(2474m)の峠までの距離は67kmとチロルで一番長い谷です。
セルデン(1377m)と言うエッツタールの観光の中心地に着きます。
ここには、ガイスラッハコーグル(3058m)の展望台があり、エッツタールアルプスの全貌が見えます。セルダンより更に上流に行くと狭い谷に入って行きます。イタリア国境近く、二股に分かれた細い谷の最奥がオーバーグルグル(1907m)です

オーバーグルグルは,このようなイタリア国境沿いに有る山深い素朴な小さな集落です。 
オーバーグルグルより1回乗り換えのあるリフトでホエームートHohe Mut(2653m)に登ります。アルペンローゼの咲く丘に沿って高度をぐんぐん上げると、リフトの終点です。リフトを降りると広い視野が開け、氷河を頂いたイタリア国境の山々が飛び込んできます。そこからの眺望は雲上の別世界です。
展望レストラン兼山小屋があるので、そこでゆっくり眺望を楽しむのも良いでしょう。
少し休んだら、小屋から続く草原を氷河の方向を目指し出発です。尾根の先のとがったピークであるキルヒェンコーゲルKIrchenkogel(3280m)を挟んで2つの氷河が見えます。
左にガイスベルグ氷河Gaisbergferner、右にロートモース氷河Rotmoosfernerです。
気持ちの良い草原をくだって行きます。そしてその後少し登ると鞍部に出ます。鞍部からは氷河が前面に見えます。
普通は、ここで右にルートをとり、氷河の流れる谷筋にあるシェーンヴィースヒュッテSchonwieshutteへ下ってゆきます。

氷河の迫力に見せられ、私達は近くまで行くことにしました。そのままルートを進み雪渓をトラバースし氷河の至近距離まで行きました。
山稜から迫り出して来る氷河はさすがに迫力をもって迫ってきます。
氷河見物を充分堪能したら、氷河から流れ出る川筋に沿って降りてゆきます。
谷は結構広いU字谷で、谷底こそ砂利が多いものの両側は草つき斜面となっており、傾斜も穏やかな気持ちの良いトレッキング・コースとなっています。
遠ざかってゆく氷河の景観を振り返りながら、下ってゆきます。
川筋下りの正面は、雪と氷河を戴いたエッツタール・アルペンが見えます。
川原には高山植物が咲き乱れ、時折マーモットがあちこちの穴から顔を出し高い泣き声を出しています。しばらく川筋を下ってゆくと、シェーンヴィースヒュッテSchonwieshutte(2266m)に到着します。
ヒュッテのバルコニーで食事をしながら今下ってきた谷を見上げると、ガイスベルグ氷河Gaisbergferner、右にロートモース氷河Rotmoosfernerが一望出来、満足感に浸ります。
後は、少し下ってロープウエーを使ってオーバーグルグルへ降ります。徒歩で下ってもたいした事はありません。 

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