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 グリムゼルパスはベルナーオーバラント地方とヴァリス地方を結ぶ古い峠です。
グリムゼルパスへは、マイリンゲンよりバスで行くことが出来ます。マイリンゲン駅そばのバスターミナルから出たバスは、マイリンゲン観光のポイントであるシャーロックホームズの終焉の地ライヒェンバッハ滝近くを通り、インナートキルヒェンInnertkirchenでスーステン峠方向の道と別れ、右手方向南に走って行きます。
途中、何箇所かの素朴な村を通り抜け、U字谷の中をバスは、グングン高度を上げて行きます。高度が上がるにつれ外の景色は荒涼とした世界となって行きます。右に左にカーブの連続の山道を登って行くとレーテリッヒスポーデン湖が現れます。
更に高度を上げるとグリムゼル湖です。
グリムゼル湖は堰き止め湖で、巨大なダムとなっています。水力発電所のダムです。石造りのリムゼルホスピスと言うホテルが見えます。
このダムからは、氷河を戴いたベルナーオーバラントの東端の山々が見えます。
グリムゼルパス方向を眺めると、自動車が峠の斜面を大きく右に左に折れながら峠の頂上を目指し登ってゆくのが良くわかります。まるで何十にも折れ曲がった帯の上を車が走っているように見えます。
グリムゼル峠の頂上は、トーテ湖Toteseeがあり、分水嶺となっています。峠の先はヴァリス地方となります。峠からはヴァリスの山々が良く見えます。
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