○インスブルグ
イン川を挟んで発展した「イン川に架かる橋」という名のインスブルグは、オーストリアの西側に位置するチロル州の州都でチロル地方の観光拠点でもあり、山歩きのベースでも有ります。
15世紀末ハクスブルグ家の皇帝マクシミリアン1世や、18世紀の女帝マリア・テレジアゆかりの古都としての面影が今でも色濃く残る町です。
そう大きくない町なので有名な所は殆ど歩いて行けます。繁華街も「マリア・テレジア通り」と「黄金の小屋」の周りに集中しています。
町の北側に聳えるノルトケッテ連峰と市街の建物が良く調和した町それがインスブルグです。
○ザルツブルグ
ザルツブルグと言えば音楽の町、モーツァルトを生んだ町です。毎年ザルツブルグ音楽祭が7月下旬から8月一杯行われ、世界から著名な演奏家が訪れ演奏会を開催しています。
ザルツブルグはその名のとおり「塩の城」と呼ばれた町で、古くより特産物の岩塩の取引で栄えた町です。
ザルツァッハ川に面した旧市街地は、観光見所が沢山あり、大勢の観光客でにぎわっています。ホーエンザルツブルグ城から市街地を一望出来ます。
ザルツァッハ川よりホーエンザルツブルグ城を望む景観は素晴らしいの一言です。
○リエンツ
東チロルの州都はリエンツです。リエンツはイタリア側国境に近い都市で、東チロルの南側の観光拠点となっています。
リエンツはホーエ・タウエルン山群の南側の開けた谷筋に有ります。谷筋と言っても結構広い谷幅でリエンツの市内は開けた盆地のような感じがします。
リエンツ市の直ぐ南側には、イタリア・ドロミテに続くリエンツ・ドロミテが岩肌をむき出しにして屏風のように立ちはだかっています。
町には強い太陽の日が降り注ぎ、行き交う人達も陽気な感じがして、イタリア的な明るい開放的な町です。
リエンツ駅前より東チロルの各村へ通じるバスが出ており、ハイリゲンブルート、グロースグロックナー、マトライ、カルス等東チロルの山間の村へハイカーを運んで行きます。
市の北側にリエンツ・ドロミテを見る格好の山が有ります。
シュタイナーマンドル2214mの高原です。シュタイナーマンドルまではリフトを利用します。
ここからシュライニッツ2904mと言う山の懐にあるノイアルプルゼーエンまでのハイキング コースがあります。
このハイキングコースは、眺望が良く、リエンツの街越しに屏風の様な岩稜の山、リエンツ ・ドロミテが見ものです。
○バート・イッシュル
ザルツブルグからハルシュタット行きのバスに乗り、湖水地帯(ザルツカンマーグート)を縫うように走ること、1時間40分ぐらいでオーストリア最古の湯治場があるバート・イッシュルに到着します。
バート・イッシュル駅(鉄道の駅)のそばにカイザー・テルメと言う温泉施設が有り、中には温泉プールもあります。また100メートルも離れていない所に飲泉場も有ります。皇帝フランツ・ヨーゼフは、夏になるとこの地を毎年訪れ過ごしたそうです。皇帝の別荘は、イッシュル川に面しています。田舎町にあっても、さすが皇帝の別荘ともなると立派なものです。
○ミュンヘン(ドイツの都市) ザルツブルグ、インスブルグに入るには、行程上ウイーンより便利な場合が有ります。
私達二人は、オーストリア・アルプスを訪れるときは、ミュンヘン経由で訪れました。
その時訪れたミュンヘンの町を本サイトに乗せました。
ミュンヘンはバイエルン州の首都でドイツ有数の観光都市です。古い伝統に培われたこの町は、芸術、音楽でも特色のある町で、商業、工業等の経済面でもドイツの中心的な役割を果たしています。
この町の起源は8世紀頃、修道院が建設されたことによるそうです。(市の名前の由来はドイツ語の「修道院のそば」)その後塩の交易でミュンヘンは多大な利益を得たそうです。
旧市内の建築物は見ものです。ミュンヘンの象徴とも言える新市庁舎、フラウエン教会聖堂、ミュンヘン最古の教会建築である聖ペーター教会、18世紀ドイツロココ様式の名作であるアザーム教会等素晴らしい建築物が目白押しです。
ミュンヘンで特に有名な催し物はビールの祭典オクトーバーフェストOktoberfestです。
この祭りには海外から旅行者が沢山訪れます。